notes

アラサー SNSのあいだ。

“Tribute to Chester“ チェスターベニントンに哀悼の意を込めて

あの日の朝、母が私の部屋に飛んできて、

『ラインみた?リンキンパークってバンドのチェスターが自殺したらしいよ』って。

事態をよみこめなかった。

寝ぼけ眼で頭上の携帯をつかんで、Twitterを開くと、チェスターが亡くなったっていうニュースとコメントで溢れてた。

画面が雲って見えなくなっていった。

朝から涙が出た。

フェイクニュースであってほしかった。

めちゃくちゃびっくりした。

リンキンパークをライヴで観たのはわずか2回だけやけど、もうチェスターの声が聞けないと思うと、とてつもなく、悲しい。

 

初めて海外バンドの単独ライヴに行ったのが10年前、2007年のこと。リンキンパークでした。思いきって、一人で買ったチケットは11月27日大阪市中央体育館。

そういえばと思って、古い手帳をひっくり返してみると、2007年当時の手帳には、丁寧にリンキンのライヴチケットの半券が貼ってあって、嬉しかったんだな自分···と思った。マンスリーの11/27の欄は、大きなハートマークでマーキングされていた。

そうだ、今の彼氏じゃない人と会ったんだ。

 

音楽は、独立したひとつのものではなくて。

常に記憶と結びついていて。

持論では、辛いことよりも楽しいことの方が多いんだって思うんだけど。

家族じゃなく身近な存在ではない、あるバンドマンの死がここまでショックとはね。

フジロックまでの短い間、ずっとリンキンを聴いていました。

そして、いつだったか音楽雑誌のインタビューで幼少期に近しい人から性的虐待を受け育ったという話を思い出した。

リンキンの歌詞は、心の闇や虚無感、孤独や寂しさを歌ったものが多い。

親友の誕生日に後追い自殺をしたとも噂されてるけど、真相はわからない。

ずっと癒えないものが心の奥に固まっていたのかもしれない。

残された私たちは察することしか出来ない。

フジロック前に、定期でやってるHUBの音楽イベントに行って、リンキンの『somewhere I belong 』と『one step closer 』が流れて、盛大に酔っ払った私は、気付いたら立ち上がって歌って号泣していた。変な女に付き合ってくれる恋人にちょこっとだけ感謝。

そしてチェスターありがとう。

 

チケットと同じく、引っ張り出したクロスビート↓
f:id:hiro_116:20170805144054j:image

 

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I wanna heal, I wanna feel what I thought was never real
I wanna let go of the pain I've felt so long
(Erase all the pain 'til it's gone)
I wanna heal, I wanna feel like I'm close to something real
I wanna find something I've wanted all along
Somewhere I belong

Somewhere I belong - Linkin Park 


Linkin Park - Somewhere I Belong (New York, Webster Hall 2007) HD

2007年のライヴ映像

幕張メッセの日本公演の画質が良くて見応えあります。↓

痺れるかっこよさ。


Linkin Park - One Step Closer (Live Earth Japan 2007) HD

 


Linkin Park - Breaking The Habit (Live Earth Japan 2007) HD

 


Linkin Park - Faint (Live Earth Japan 2007) HD

 

 

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チェスターの声って独特の出し方で、シャウトも多いし、難し過ぎて他のバンドからカバーされる ことがほとんどないけど、この前、コールドプレイのクリス・マーティンがリンキンの『Crawing』という曲をトリビュートカバーしていました。泣くよぅ。イントロで間違えて、歌い直しててかわいいクリス。

 


Chris Martin of Coldplay performs Crawling by Linkin Park - tribute to Chester Bennington

 

最後に、リンキンファンに読んで欲しい記事です。(※後半は有料記事みたいですが)↓

ロックスターの自殺が浮き彫りにする性暴力被害者の苦悩|アメリカはいつも夢見ている|渡辺由佳里|cakes(ケイクス)