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アラサー SNSのあいだ。

読書記録

最貧困女子 (幻冬舎新書)

最貧困女子 (幻冬舎新書)


先週読み終えた新書が強烈だった。
女性の貧困と売春、三つの無縁と三つの障害を抱えた少女たちを可視化するルポは壮絶だった。
三つの無縁とは、家族の無縁・地域の無縁・制度の無縁のこと。三つの障害とは、身体障害・精神障害知的障害のこと。
読み進めるとページをめくるのがどんどん辛くなっていって(Kindleユーザーですが。)
今日はここまでにしようって限界がくる。
読み終わるまでに時間がかかった。

アンダーグラウンドな世界は知らなくていい世界かもしれないけど、同性の女性は一度手にとって欲しいなとおもう。
貧困問題と対峙したとき、相対的な考え方や客観的な捉え方って無意味なのではと感じる。
比較もしづらい。
セーフティネットも役に立たない。
そして、貧困は決して女性たちの甘えではないということ。
自己責任論を述べる人、それはちょっと無知である。

貧困の連鎖はとめなきゃならないと思うけど、その策はないと思った。
作者の言及する結論も総括も解決の糸口はなし。貧困と貧乏はまったく違う。


Kindleからいくつか引用して紹介しようと思ったけど、コピー制限があるらしく出来なかった。
Kindleの決定的な弱点は、ひょいっと本の貸し借りが出来んことやな〜