notes

アラサー SNSのあいだ。

寒くなった。
「暑ない?」って言われてたケープも今はちょうどいいくらいで、革ジャンの上からひっかけてぐるぐる巻き。
だけど、家からホームまで3分の地下鉄ダッシュ以外は、バイトへ行くにも地下道ばっかりで寒くない。
帰りは深夜だから冷えるけど、地下道を通るよりも阪神とイーマの裏を抜けるあの暗い道を選ぶ。
人肌恋しくて、寒いけど、澄んだ空気がすいたくなるー。


自分で試行錯誤してみるものの、行き着く先は淋しいってこと。
なんで、なんでってなる。



とげまる
スピッツの新譜!買いました!
スピッツブリーダーの私は、いっちょまえにフラゲしました★
まだ、ちゃんとじっくり聴けてないけど、耳だけで聴いていてひっかかったのかタイトルのフレーズ。
「ピカプカのわけが見えてくる」とは一体なんぞじゃ!



お風呂や眠る前にちょっとずつ読んでる。まだコレ。4巻目。
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫) 深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫) 深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫) 深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)

久々に引用してみる。

私はバスに揺られながら、自分が外界に対してほとんど好奇心を失っていることに驚いてもいた。周囲に坐っているアフガン人の好奇の眼がうるさく、ときおり示される親切が煩わしかった。私たちのような金を持たない旅人にとって、親切が煩わしくなるというのは、かなり危険な兆候だった。なぜなら、私たちは行く先々で親切を「食って」生きていると言ってもよいくらいだったからだ。―略―しかし、そうではあっても、いやそうだからこそ、人が大事だと思うようになる。旅にとって大事なのは、名所でも旧跡でもなく、その土地で出会う人なのだ、と。そして、まさにその人と人との関わりの最も甘美な表出の仕方が親切という行為のはずなのだ。 ヒッピーとは、人から親切を貰って生きていく物乞いなのかもしれない。少なくとも、人の親切そのものが旅の全目的にまでなってしまう。(p,83)


終着はあっても延々と続く陸路の旅路に、作者同じく、読んでいる私も疲れてきて、ぱたりと読み進まなくなってきた4巻目。親切は最も甘美。この表現にキュンときた電車の中でした。